2015年8月29日土曜日

「泥になった女」






その日は酷く曇っていた。
                                         
女は泥になろうとしていた。






「泥になった女」…一人用。短編。




作ったのは若干だいぶ前ですが、記事をかいていないなと思って。





8/19にコメントしていただいた方ありがとうございました!
少し遅くなってしまいましたが、右メニュー「★コメント返信」から
ほんのり返信させていただいてます。

お囃子の音が聞こえる。今日お祭か…
最近「民王」が面白いです。






以下「泥になった女」中心に作ったものの話。
と  て  も  な  が  い。

大した内容ないですが、ネタバレに配慮していないので
ご注意下さい。






誰だ次こそは爽やか系をつくると言ったやつは!

ファイルだけはしっかりあるやつが完成せず、
勢いで作った暗いものだけが仕上がっていきます。

リドミのあとがきと内容被っていますが、今回は波の音と戦ってました。
波のSEは当然MP3なので容量が大きく頭を捻りました。
というか制作上の問題としてはそこくらいしか引っかかりませんでした。
元々はMIDIだったメイン音楽も波の音がCW付属のシーケンサーじゃ
再生されなかったのでMP3化しています。


作った時のことを思い出そうとする。
短いから当然なんですが、シナリオの大体の流れは
3度共いつのまにか出来た口でした。漫画描く時もしかりだけど
あの勢いはなんなんだろう。


短編しか完走できた試しがないので
長編や壮大な探索系を作る作者様には頭が下がります…。
ちょっとした探索系…いわゆる普通のカードワースっぽいシナリオ作りたい。普通ってなんだ。
多分次も同じようなやつだと想います。
もし探索っぽかったら「ちょっと頑張ったんだなコイツ」って感じです。



変則ルートは連れ込みにロマンがあったのが動機の一つです。ですが
非推奨気味のルートでもあります。
内容が内容だけにあのルートで〆る人はあまりいないかなと
思っていたら、プレイして頂いた感想を見ているとそうでもないようで、
召喚獣を強くしすぎたなと反省しています。

彼女の顔や名前は自由に考えて頂けたら凄く嬉しいです。
パン屋の彼をはじめとする"前の仲間"とどういう関係だったかを含め、
答えは特別用意していないので自由に想像して頂けたらなと思います。

このあたり自分で書いておいてなんですが、ホント詳しく決めていないので…。
第三者的に見た感じ想像だと、パン屋の彼は泥女を好きだったかもな
程度には思っています。でも適当です。逆かもしれません。



パン屋の彼の話を出したのでついでですが、
最初のナレーションは彼目線です。
「"女"は泥になろうとしていた」などでみられる
女の呼び方は口調や性格で(確か)分けているのですが、
主人公をどんな口調にしても冒頭部分だけは「"彼女"は泥になろうとしていた」と
なるようにしています。

冒頭の部分って、私がそうなのですが、
聞き逃したりすることが多いので
今回は話の要素としては比較的どうでもいい「彼」の詳細を詰めています。
水平線の上の彼のことを、最期彼女は見えていたかもしれません。
見えてないかもしれません。

死霊術師ルートは彼女にとって幸せなのかも考えながら
作っていたのですが、結果よくわかりませんでした。
死霊術師PCに依存することだと思うので、それぞれな気もします。


今回「泥」だの「曇」だのを
綺麗なモチーフとして使っています。
素材のためにと写真を撮るようになったのが影響してか、
それらを綺麗だと思った上で素材を使わせて頂いてました。

今までは晴れ空が普通に好きだったんですが、
雨も曇りもいいなと思えるようになりました。
このあたりの感覚については、晴れ=一番きれいの常識を推すあたり
死霊術師は頭固いかもしれません。


泥になった後、各々が思うことは
そのPCが見えてる範囲を想像しながら少し組み立てていて、
聖北の原理主義者に至っては詩を読み始めるのですが、
「冷静に見ると一人よがり」という意味も添えています。

使わせて頂いた詩は、そんなに多くの詩を知らないのも相まって
ここ5年くらいで一番好きなものです。
またお借りするかもしれません。





プレイしていただいた方、ありがとうございました。
もしもここまで読んで下さった方がいたら
ありがとうございました。お目汚しを失礼しました。





劣等者の劣等パターンが浅すぎるので劣等者Ⅱを作りたいと
言うだけはタダ。もしくは誰か作って下さい(くそ他力本願)